40’s〜米海軍特殊部隊の BUSHIPS 腕時計が復刻 │ Military News Network

BUSHIPS（Bureau of Ships）とは艦艇局を意味します。
現代のNAVY SEALsの前身となる部隊、第二次世界大戦時代にアメリカ海軍で結成された、
特殊部隊 UDT(Underwater Demolition Team)の隊員が、
水中爆撃などの特殊任務を遂行する為に開発された、特殊防水腕時計。
それが、BUSHIPS WATCH（ブシップウオッチ）です。
1940年代～50年代、ハミルトン社とエルジン社が製作し納品していました。
当時の技術で、300ftの防水性能があったそうです。
この時計を、株式会社モントルロロイが、使いやすく忠実に復刻生産しました。

【問合せ】
キャンプファイヤー・BOOSTER
MONTRE-ROROI　Buships Watch
https://camp-fire.jp/projects/view/250177

こちらのモデルは、エルジン社のデザインを再現しています。
他にも復刻再現されてきたものはサイズが違ったり、簡素化したりしていますが、本体形状や文字盤、ベルトなど、できる限りオリジナルに近づけてデザインされたものです。

当時のケース・形状やサイズをそのままに、ステンレスで製作。
直径約33mmの小ぶりなケースに、リュウズキャップを入れても約44mm。リュウズキャップが大きくても特殊部隊が作業しやすいよう大きさが計算されています。

【製品仕様】
12時間クォーツムーブメント：日本製・携帯頻度(常温)：平均日差15秒(基準)
時計ケース本体：ステンレスチール
使用電池：酸化銀電池 SR626SW ・電池寿命：約2年
防水10ATM(10気圧防水)：日常防水レベル。深水可能なダイバーウォッチのレベルではありません。
風防：ドーム型ミネラルガラス製
付属時計ベルト：
16mm幅布地コットンベルト（腕首周りサイズ約16.5cm〜20cm）
or
16mm幅ナイロンNATOベルト（腕首周りサイズ約15.5cm〜23cm）

オリジナルの文字盤にはいくつか種類がありますが、こちらと同様に”USN BUSHIPS”（United State Navy Bureau of Ships）と印字された種類もあります。つや消しの黒い文字盤に白い印字が、とても見やすいです。

余談ですが、以前新聞社でこんな話を伺いました。人間が、パッと目に入ってすぐ読める文字というのは、白背景に黒字ではなく、黒背景に白字なのだと。この文字盤は、この上なく見やすいコントラストと言えます。

そして、つや消し黒文字盤に、光沢黒で”USN BUSHIPS”の印字。光の角度でしか浮かび上がらない印字は、時間の明示を妨げないように工夫されています。
どちらの点も、視認性を重視していますね。

1から12までの時字（数字部分）とドット、時針及び分針に、蓄光加工が施されています。

風防ガラスは、オリジナルと同じくカーブの付いたドーム型のガラスになります。丸みを帯びた形状は、削り出しで形成されています。

Buships watchの最大の特徴はやはり、300ftの防水性能を維持する為の大きなリュウズキャップです。その形状から、キャンティーン（水筒）という愛称があります。この特徴的なフォルムから大変人気があるのです。愛称が付けられるのは、まさに人気の証ですね。

裏蓋も当時のものを再現されています。
ステンレス製なので、肌に触れても不快感がありません。
電池交換は自分で行わずに、時計店などで行ってください。

ストラップは2種類選択できます。
左：ナイロン製NATOベルト
右：コットンチノクロス（木綿の綾織）
海では潮の影響で革がすぐに傷むので、コットンが標準装備になり、その後ナイロンのNATOベルトが支給されたそうです。

箱はシンプルながら、インテリアの邪魔にならないお洒落なデザイン。
当時もこんな雰囲気のパッケージだったのでしょうか…。

こちらもシンプルでお洒落な布製のケースが付属します。

レトロなBuships Watchをファッションに取り入れてみると、様々なファッションとの親和性が高く、驚きます。
独特な形状がワンポイントとなりつつ、ミリカジは勿論、スーツに合わせても良いし、
男性女性問わず、幅広いコーディネートに合ってしまうのです。
可愛くも、かっこよくもなれてしまう、不思議なデザインです。

（写真：Makuake MONTRE-ROROI　https://www.makuake.com/project/buship/）