総火演で新登場の狙撃銃 M24A2

総火演で新登場の狙撃銃 M24A2

2020年5月23日、令和2年度 富士総合火力演習(以下:総火演)が開催された。総火演は毎年8月に行うものであるが、今年度はオリンピック開催を考慮し5月に開催を早めたものの今度は新型コロナウィルスの影響で一般の観客を入れることができず、自衛官と、一部報道のみに公開し、その様子はYoutubeで中継されることになった。

今年70周年を迎える陸上自衛隊の活動や、昨今の島嶼部防衛、情報戦に関する防衛などを分かりやすいチャートで紹介。
実際の観客席からは見えにくかった細かい部分がよく見えたり、普段見ることができないアングルから見られたりと、見ごたえのある内容となっていた。

中でも、今年度の総火演で初めて見る装備にも注目が集まった。その中の一つが、狙撃手が使用していた狙撃銃、M24A2である。


 

画面、上の隊員が減音器(サイレンサー)なし、下の隊員が減音器付きの狙撃銃で射撃をする。減音器付きの狙撃銃が、M24A2である。

 

無線 [射手目標確認 諸元付与 射距離転輪7 左右転輪0 視度調整]狙撃は見事成功。減音器付きだと、スピーカー越しでも音はかなり小さくなる。

 

今まで陸上自衛隊が使用しているM24はこちら。こちらも狙撃は見事成功。Harrisのスイングバイポッドを使用している。

 

M24A2 SWS RIFLE WITH OPTICS
https://www.remingtondefense.com/sniper-rifles/m24/27186.html

 

こちらが、REMINGTON DEFENSEで公開されているM24A2の写真。
M24からの変更点は以下の通り。

・マズルの先端に、サイレンサーを取り付けるネジが露出
・サイドレイルが追加
・トップレイルが延長
・スコープが変更
・マガジン式に変更
・ストックの長さと、チークパッドの高さが変更可能

 

先日公開された20式小銃と同様、射手や状況によってフレキシブルに調整できるようになっている。

総火演の動画は、以下の陸上自衛隊 広報チャンネルのYoutubeから見ることができる。

 

令和2年度富士総合火力演習

 

引用:
陸上自衛隊 広報チャンネル
https://www.youtube.com/user/JGSDFchannel
Remington Defense
https://www.remingtondefense.com/

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